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記事2005年7月13日 1985号 (7面) 
私学振興事業報告協議した定時総会 神奈川中高協
設置者会議に期待
私学展、研修会も開催
中高入試選抜申し合わせ
 神奈川県私立中学高等学校協会(堀井基章理事長=堀井学園理事長)は五月二十日、横浜市・神奈川県私学会館で定時総会を開催し、平成十六年度事業報告と収支決算案を承認、および十八年度私立中学高等学校入学選抜ついての申し合わせ案を承認した。また清水秀樹・向上学園特別参与と金子大・横浜学院理事長の二人の同協会理事就任および、黒土創・徳心学園理事長、鵜川昇・桐蔭学園中学高校・中等教育学校理事長校長、田沼智明・横浜学園理事長の同協会顧問就任が決まった。

 同協会の十七年度事業は、私学振興事業と研修事業を中心に実施していく(三月二十七日定時総会)。
 堀井理事長は「私学にとって厳しい環境が続いているが、本協会の会員校の協力を得ながら進めていきたい」とあいさつ。続いて、来賓の桐谷次郎・神奈川県県民部学事振興課長があいさつの中で「神奈川私学は本県の教育に重要な役割を果たしている」と高く評価した上で、「県財政は厳しいが、私学振興予算の総額は約四百八十九億円(前年度比一・九%増)となった。特に生徒の学費の補助の充実に務めている」と報告した。公私立高等学校設置者会議については、「実りある議論をしていきたい。そのために支援をさせていただく」と述べた。ちなみに同県の十七年度の経常費の合計は四百五十五億五千六百七十七万四千円となり、前年度比で一・八%増となった。
 十八年度私立中学校生徒入学選抜については、志願者受け付けは十八年一月八日以降、入学者選抜は同年二月一日以降となった。帰国生の定員については十八年度から新たに「帰国生を募集する場合の定員は、他の募集定員と合わせて、県認可の収容(学則)定員内に収めること(募集要項では「若干名」の表記でも構わない)」の項目が追加された。一方、十八年度私立高校生徒入学者選抜については、推薦入試・志願者受け付けが十八年一月十六日以降、同・選抜が十八年一月二十二日以降、また一般入試・志願者受け付けが十八年一月二十三日以降、同・選抜が十八年二月十日以降と決まった。
 また、「第6回2005神奈川全私学(中・高)展」が七月十八日に横浜市・パシフィコ横浜で実施されることが報告された。同協会の主要な研修事業の一つである「理事長・校長研修会」は八月二十五、二十六の両日、神奈川県・箱根湯本温泉「湯本 富士屋ホテル」で開催される。初日に森元恒雄・参議院議員が「私学助成の現状とこれからの私学経営」と題し、また養老孟司・東京大学名誉教授が「大人の都合と子どもの教育」と題し、それぞれ講演する。なお、国際学園星槎中学校(金子肇校長、横浜市緑区)の同協会への加盟が承認された。
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