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記事2005年5月3日 1976号 (1面)
文部科学省の小島敏男副大臣ら三人が、五月九日、千葉県松戸市の聖徳大学附属小学校・中学校(川並弘昭学園長)を訪れ授業を参観した。これは義務教育改革を進める同省が教育現場を訪問し、学校関係者や保護者らの声を直接聴いて、今後の施策に反映させようと、今年一月から実施している「スクールミーティング」の一環として行われたもの。私立学校への視察は今回が初めて。 このうち午前中に行われた小学校での授業参観では、三年生のネイティブによる少人数英語授業や、四年生の小笠原流礼法授業などを見て回ったほか、教員代表やPTA代表と懇談。昼には小学校の食堂(じきどう)で児童に混じって会食を楽しんだ。同校は毎日の会食を基本的なマナーを身に付ける場と位置づけるなど、人間教育が学園教育の大きな柱となっている。 小学校での視察後、初めての私学訪問の感想を記者から聞かれた小島副大臣は、「校長をはじめ先生方が(日頃の教育に)非常に神経を使っておられるのが見えた。保護者も自分の子供を二人三人とこの学校に入れており、私学の教育方針が保護者に伝わるのかなあという気がした。校舎も二十年経っているのに非常に綺麗で驚いた」などと語り、「非常に参考になった」とした。午後からは隣接する中学校を視察した。
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