大学への早期入学（いわゆる飛び入学）は、平成九年から「数学または物理学」に限って制度化され、これまで千葉大学などで実施しているが、平成十三年度の学校教育法等の改正により、対象分野を問わず行うことが可能となっていることから、文部科学省では制度の運用や在り方について協議するため、高等学校関係者と大学関係者等による協議会「大学への早期入学及び高等学校・大学間の接続の改善に関する協議会」を設置する。
　同協議会では(1)大学への早期入学（飛び入学）制度の適切な運用およびその活用の在り方について(2)高等学校と大学との接続における一人一人の能力を伸ばすための連携の在り方について(3)その他――について協議していく。
　設置期間は平成十七年三月十八日から平成十八年三月三十一日まで。
　委員は十五人、そのうち私学関係委員は四人。
　現在までのところ、飛び入学は平成十年度以降千葉大学で計八人、十三年度から名城大学で計二人となっており、十七年度からは昭和女子大学、成城大学、エリザベト音楽大学でも実施することとなっている。