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記事2005年3月3日 1970号 (1面) 
規範意識の醸成図る
非行防止教室等プログラム事例集公表
文科省・警察庁
少年が犯罪加害者となるだけでなく被害者になる事件が多発していることから、文部科学省初等中等教育局は警察庁生活安全局少年課とともに関係機関と連携して「非行防止教室等プログラム事例集」を作成、今年一月公表した。これは、子供たちに社会のルールや自分の行動に責任を持つことなどの規範意識の醸成を図り、犯罪に巻き込まれないようなスキル等を育成することがねらい。学校等において、さまざまな非行防止教室等の開催等に活用してほしいとの意向だ。
 プログラムは、(1)取組の狙(ねら)い(2)活動の流れの概要(3)教育課程への位置づけ(4)実施までの経緯(5)事前の取組(6)非行防止教室等の開催(7)事後の取組などで構成されている。「非行防止教室等プログラム事例集」に掲載されている事例は、例えば、「地域の『こども一一〇番の家』を活用し、家庭と連携して犯罪被害防止を図る取組(小学校向け)」「保護者を対象とした非行防止教室を開催し、学校の教育活動につなげる取組(小学校向け)」「関係機関と連携し、交通違反や出会い系サイトでの被害の阻止等を行う取組(中学校向け)」「少年補導センターが生徒の協力を得て作成した教材を活用する取組(中学校向け)」「犯罪被害者遺族を外部講師に招き、講演会を行った取組(高校向け)」など、小学校向け五例、中学校向け八例、高校向け五例の計十八例。
 プログラムの指導形態も、対人関係能力の育成を図るための指導例として、構成的グループエンカウンター、ロールプレイング、ソーシャルスキルトレーニング、ディベートといった手法が使われており、非行防止教室の実施の際には、指導形態も、一方的指導に陥らないようさまざまに創意工夫して、子供の積極的・主体的参画や、問題解決能力を育てることを促している。
 なお、今回、同プログラム事例集に掲載された事例は、実際に活動が行われ、かつ成果が上がっている取り組みで、他の取り組みのモデルとなる学校について、事例の収集・選択を行ってまとめたとしている。
少年が犯罪加害者となるだけでなく被害者になる事件が多発していることから、文部科学省初等中等教育局は警察庁生活安全局少年課とともに関係機関と連携して「非行防止教室等プログラム事例集」を作成、今年一月公表した。これは、子供たちに社会のルールや自分の行動に責任を持つことなどの規範意識の醸成を図り、犯罪に巻き込まれないようなスキル等を育成することがねらい。学校等において、さまざまな非行防止教室等の開催等に活用してほしいとの意向だ。
 プログラムは、(1)取組の狙(ねら)い(2)活動の流れの概要(3)教育課程への位置づけ(4)実施までの経緯(5)事前の取組(6)非行防止教室等の開催(7)事後の取組などで構成されている。「非行防止教室等プログラム事例集」に掲載されている事例は、例えば、「地域の『こども一一〇番の家』を活用し、家庭と連携して犯罪被害防止を図る取組(小学校向け)」「保護者を対象とした非行防止教室を開催し、学校の教育活動につなげる取組(小学校向け)」「関係機関と連携し、交通違反や出会い系サイトでの被害の阻止等を行う取組(中学校向け)」「少年補導センターが生徒の協力を得て作成した教材を活用する取組(中学校向け)」「犯罪被害者遺族を外部講師に招き、講演会を行った取組(高校向け)」など、小学校向け五例、中学校向け八例、高校向け五例の計十八例。
 プログラムの指導形態も、対人関係能力の育成を図るための指導例として、構成的グループエンカウンター、ロールプレイング、ソーシャルスキルトレーニング、ディベートといった手法が使われており、非行防止教室の実施の際には、指導形態も、一方的指導に陥らないようさまざまに創意工夫して、子供の積極的・主体的参画や、問題解決能力を育てることを促している。
 なお、今回、同プログラム事例集に掲載された事例は、実際に活動が行われ、かつ成果が上がっている取り組みで、他の取り組みのモデルとなる学校について、事例の収集・選択を行ってまとめたとしている。

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