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全私学新聞

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記事2005年2月23日 1969号 (1面) 
中山大臣 私学に強い期待
文教関係議員らと懇談
全私学連合感謝の会

安西代表

全私学連合(代表=安西祐一郎・慶應義塾長)は、二月九日、東京・市ヶ谷の私学会館で「私学振興に関する懇談会」を開催した。この懇談会は私学団体代表らが自由民主党と公明党の与党文教関係国会議員に日ごろの私学振興への支援等を感謝するもの。この日は、中山成彬・文部科学大臣を始め約百人の衆参両院議員(代理を含め)が出席した。懇談会の冒頭、安西代表があいさつに立ち、昨年における私学助成(の拡充)や三位一体の改革(における国庫補助の堅持等)に対する大きな支援に感謝するとともに、私学が中心となっての新しい教育の世界実現のための決意を表明、国会議員らに引き続いての支援を要請した。
 一方、中山大臣は、教育改革を始める前に三百カ所の教育現場を見ることを目標に、前日、都内の千代田区立番町小学校に視察に出かけたこと、番町小学校の周囲には私立学校が多いため、校長が緊張感を持って頑張っていることを目の当たりにしたことを紹介し、私立学校には建学の精神に基づく特色ある教育を展開して日本全体の教育水準の向上に寄与してほしいと私学教育への期待感を明らかにした。
 また自由民主党の保利耕輔・文教制度調査会長は、会の直前まで与党の教育基本法の検討会に出席し、私立学校の重要性を教育基本法の中に表わそうということで、調整を進めていたこと、そうした中で私立学校振興助成法と関係のある憲法八十九条については少し書き直す場面もあるかもしれないことを議論し、大手を振って私学を支援していくことに向け活動を続けていることなどを紹介した。その後、自由民主党の遠藤利明・文部科学部会長、公明党の池坊保子・文部科学部会長代理、島村宣伸・農林水産大臣(元文部大臣)のあいさつに続いて、田村哲夫・日本私立中学高等学校連合会長の音頭で乾杯が行われ、和やかな懇談のうたげとなった。


懇談会の冒頭にあいさつする安西代表

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