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記事2005年2月13日 1968号 (7面) 
人材育成の中核に
愛知県私学協が私学振興を図る会
愛知県私学協会(村瀬忠雄会長=東海学園理事長)と愛知県私立中学高等学校父母の会連合会(榊原譲会長)は昨年十二月八日、名古屋市のホテルキャッスルプラザで「愛知県私学振興を図る会」を開催、会場には私立学校父母の会役員、理事長・校長、教職員ら約五百人が集まった。また、午後からは私学振興議員連盟会員を囲んで「私学振興懇話会」を開催し、私学関係者と同連盟会員とが親交を深めた。
 主催者を代表し、村瀬会長はあいさつの中で、同県は厳しい財政状況であるにもかかわらず、私学に対し崇高な理解を示し授業料軽減補助を含めて私学補助が全国でもトップレベルであることに対し、県知事らに深く感謝した上で、「私学は建学の理念をかざしている立場から一層奮起し、本県が物づくり県の中核として、人材育成を担う立場から頑張っていきたい。十七年度も一層のご配慮を賜りたい」と要請した。
 これに対し、来賓の神田真秋・愛知県知事は日本の子供の学力が落ちたことを憂い、「(学校の授業に)ついていける子供と、ついていけない子供に二分されている。ついていけない子供に対し、どのようにしたらいいかが教育の大きな問題だ。読解力が落ちているのは、読書が嫌いになっているからだ。これからは美しい文章をもっと読ませることが大切だと思う」と述べた。また、私学助成については「厳しい財政状況だが、教育の重要性を考えれば一定のレベルを維持するためには当然、県の施策は必要だ。私学を取り巻く環境が難しい時代となったが、子供たちのためにお力添えを頂きたい」と応えた。
 また、来賓のかとう南・愛知県議会議長は「より良い環境でより良い教育を行っていかなければならないと思っている。なんとしても皆さんの要望を聞いていく方向で、納得のいく予算配分(十七年度)が必要だと思う」とあいさつした。
 続いて、中部国際空港株式会社営業部エアポートセールスグループリーダーの煖エ哲也氏が「中部国際空港セントレアの概要」の演題で講演した。

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