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記事2005年12月13日 2007号 (7面) 
和歌山県と青森県私学が振興大会
教育費の保護者負担軽減
和歌山県私学 私学振興に努力知事が決意
特色ある教育で能力伸長
和歌山県私立幼稚園協会、和歌山県私立中学高等学校協会、および和歌山県専修学校各種学校協会からなる和歌山県私立学校連合会(稲田武彦会長)は十月十九日、和歌山市・和歌山県民文化会館で第三十九回和歌山県私学振興大会(後援=和歌山県)を開催、教育費の保護者負担の軽減などの要請を決議した。大会では知事感謝状贈呈、会長表彰状授与も行われた。
 稲田会長はあいさつの中で、「日ごろの教育の中で、理想的な人間をどのようにつくるかという大きな使命がある。私学の独自性を発揮し、建学の精神をもう一度踏まえ、各校が常に時代の動きをとらえ、先の動きを実践してきた。このように努力してきた私学を再認識すべきだ。日ごろの努力を続けることが大事だ」と述べた。
 来賓の木村良樹・和歌山県知事は、私学は建学の精神を生かして生徒の能力を最大限に生かす努力をしてきたと評価し、「公立も私学の自由な教育をまねしようとしている。特色ある教育をし、子供の能力を引き出してやるのが教育だ。私学は先導的に引っ張っているという役割がある。県は私学振興・充実に可能な限り努めていきたい」と祝辞を述べた。
 吉井・和歌山県議会議長は「私学振興に一生懸命取り組むことを約束する」と力強くあいさつした。
 大会では「私立学校振興助成法の主旨にのっとり、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の教育をより振興するための助成」「技術革新の急速な進歩に応じて、私立専修学校・各種学校の教育施設を改善整備するための助成」「就園・就学に要する教育費の保護者負担の軽減」――の三点を決議した。記念講演では、テレビ寺子屋講師でおなじみの中山靖雄氏が「共に育つよろこび」と題し、講演を行った。

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