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記事2005年11月23日 2004号 (7面)
自ら考え学び行動する子供 九州地区教員研修会を長崎で
「第三十回日本私立小学校連合会九州地区教員研修会」(主催=私学研修福祉会、協力=日本私立小学校連合会、担当=九州地区小学校連合会)が十月十四、十五の両日、長崎市・長崎精道小学校および精道三川台小学校を中心に開催された。 「二十一世紀における私学教育の実践――自ら考え学び行動する子どもの育成――」を主題に、「話し合い、認め合い、磨き合う子どもへ」を実践テーマに掲げ、教師としての資質向上を目指し、研さんを深めた。 初日は開会式、分科会T、懇親会を、二日目は研究授業、分科会U・Vを行った。 開会式で大森隆實・日本私立小学校連合会副会長(目黒星美学園小学校長)は私学を取り巻く環境は厳しいとしながら「私学は安心して学ぶ環境をつくり、地域のニーズと社会のニーズに応えている。変わってはいけないもの、変わらなくてはいけないものを考え、一歩一歩築いていく姿こそ社会から求められている」とあいさつした。 近藤明・九州地区私立小学校連合会長(福岡雙葉小学校長)は、あいさつの中で、子供たちを取り巻く環境は厳しく、教育の課題は山積していると指摘し「心の教育は一人ひとりの教師の教育力にかかっている」と教員を激励した。 分科会の中で、社会部会は「子供が主体的に取り組む社会科授業を目指して」を研究テーマに、研究授業では四学年の児童を対象に「長崎市の発展に尽くした人たち」の単元を学んだ。取り上げられた人物は、被爆後の長崎に平和活動を通して希望と勇気をもたらした永井隆博士。児童たちは、永井博士の功績や生い立ち 大切にしていた考え方を学習した。
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