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記事2004年8月13日 1945号 (2面)
日本私立学校振興・共済事業団(鳥居泰彦理事長)の私学経営相談センターはこのほど、「平成十六年度私立大学・私立短期大学入学志願動向(速報)」を公表した。これは学生募集をしていない学校等を除き志願者等の増減を調べたもの。 そのうち私立短大では学生募集校が十五年度の四百十六校から今年度は四百校に減少、それに伴い入学定員が前年度に比べ八・四%減少したものの、志願者数、受験者数は前年度比一・○%、一・三%の増加を示した。 そのため志願倍率(入学定員に対する志願者数)は、前年度の一・七五倍から一・九三倍に、入学定員充足率(入学定員に対する入学者数)も九六・九三%から一○○・二一%に上昇した。 私立短大の志願者数の増加は十二年ぶり。また入学定員充足率は六年ぶりに一〇○%を回復した。こうした状況について同センターでは、「学校数、入学定員数が減少を続ける中で志願者数が増加したことは注目に値する。今後の動向を見守りたい」と話している。 一方、大学は、学生募集校は十五年度の五百二十一校から五百三十三校へと十二校増加。入学定員も前年度に比べ○・四%と微増したが、志願者数、受験者数は前年度に比べ三・○%、三・二%ダウン、合格者数を前年度比二・四%増やしたものの入学者数は前年度比一・四%のマイナスとなった。入学定員充足率は前年度から約二ポイント低下したが、依然一一○・五○%と一一○%台を維持している。
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