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記事2004年7月3日 1939号 (2面) 
幅広くITを活用し就職に強い人材育成
私情協短大部門会議で山田敏之・湘北短大学長が記念講演
 私立大学情報教育協会・短期大学会議運営委員会(委員長=和田茂穂・千葉経済大学短期大学部教授)は、六月十二日、兵庫県の武庫川女子大学で、平成十六年度短期大学部門検討会議を開催し、全国三十六の短期大学から約五十人が参加した。
 基調講演では、湘北短期大学の山田敏之学長が、同短期大学の事例をもとに、短期大学教育でのIT活用のあり方を語った。同会議は会場への直接参加のほか、インターネットでのライブ配信も行われた。
 山田学長は「二分の一大学でなく、専門学校でもない、顧客のニーズに合った短期大学独自の存在意義を高めることが、短期大学を救う唯一の方策」との基本的な考え方を示したうえで、学生にとっては、就職率が高いことが最大の利点となるため、企業にとって「すぐに役に立ち、成長への期待が持てる人材」を育てることが、短期大学の顧客が共通して求めるサービスだと述べた。
 このため同短期大学では、コミュニケーション能力・就労意欲・PC基礎能力など、企業が卒業生に求める能力を重点的に身につけさせる教育を行っており、就職先企業へのアンケート結果などで、その成果が挙がっている様子や、学食・売店を含め、学内で完全なキャッシュレスを実現したプリペイド機能つき学生証の取り組み、GPに採択されているSHOHOにおけるLAN活用など、同短期大学内のIT活用状況を披露した。

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