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全私学新聞

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記事2004年7月3日 1939号 (9面) 
私学への国庫助成を堅持
全私学展、研修会拡充柱に
神奈川中高協定時総会
 神奈川県私立中学高等学校協会(堀井基章理事長=堀井学園理事長)は五月二十一日、横浜市・神奈川県私学会館で平成十六年度定時総会を開催した。十五年度事業報告・収支決算の承認、および十七年度私立中学高等学校入学選抜についての申し合わせを承認した。

 十七年度私立中学生徒入学選抜については、志願者受け付けが十七年一月八日以降、入学者選抜が同二月一日以降と決まった。また十七年度私立高等学校生徒入学選抜については、推薦入試志願者受け付けが同一月十六日以降、推薦入試選抜が一月二十二日以降、および一般入試志願者受け付けが同一月二十三日以降、一般入試選抜が同二月十日以降と決まった。
 堀井理事長はあいさつの中で、私学を取り巻く環境は厳しいが、協会の仕事の一つである研修は教育力を高めていくために重要であると強調、また国が行っているいわゆる三位一体の改革について、「この改革が進むと、国庫補助から私学助成がはずされることになってしまう。こうなると、大変なことになる。知事の裁量になり、県によって格差が出てしまうことになる」と懸念を示した。
 十六年度の協会の事業はすでに決まっているが、事業の大きな柱の一つである各研修会を一層充実させていく方針だ。
 「二〇〇四年(第五回)神奈川全私学(中・高)展」を七月十九日、横浜市・パシフィコ横浜の展示ホールDで行う。
 「私立学校初任者研修神奈川県研修会」を八月十九、二十の両日、神奈川県私学会館で「理事長・校長研修会」を八月二十六、二十七の二日間にわたって箱根の湯本富士屋ホテルで、それぞれ行う。
 「関東地区私学教育研究集会〜校長研修会神奈川大会〜」(主催=私学研修福祉会、日本私学教育研究所)を十月六、七の両日、横浜市・ホテルキャメロットジャパンで「教育改革の行方と私学教育」を研究目標に実施する。

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