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記事2004年7月13日 1942号 (2面) 
日本フードスペシャリスト協会が総会
資格制度の充実図る
食品企業への広報も活発に
 日本フードスペシャリスト協会(田村真八郎会長=元農林水産省食品総合研究所長)は六月十五日、東京・湯島の東京ガーデンパレスで第六回総会を開き、平成十六年度事業計画を決定した。前年度に引き続き、フードスペシャリスト資格制度のより一層の充実を図るため、認定事業をはじめ、広報活動、研修事業、調査研究活動に取り組んでいくこととなった。
 平成十六年度事業計画のうち、認定事業としては、フードスペシャリスト養成課程の認定、第六回フードスペシャリスト資格認定試験の実施、フードスペシャリスト資格認定証の交付を行う。資格認定試験については、実施要領で「毎年度十二月二十日に直近する日曜日」と定められており、今年は十二月十九日、午前十時三十分から全国で一斉に実施されることになった。
 広報活動としてはフードスペシャリスト・パンフレットを八万五千部発行する。協会のホームページは、フードスペシャリスト資格の普及に役立つよう充実させていく。また、食品企業へ強くアピールすべく、食品関係の新聞・雑誌にフードスペシャリストのPR広告を掲載する。
 調査研究活動としては、養成課程のカリキュラム・教科内容に関する研究、認定試験の問題作成および出題内容に関する研究、平成十五年度のフードスペシャリスト資格取得者就職状況に関する調査研究などを行う。
 研修事業としては「第五回フードスペシャリスト養成課程研修会――フードコーディネートに関する研修PARTU」を八月二十六、二十七の両日、神戸市中央区の神戸女子短期大学で実施することが決まった。このほか、栄養士養成課程を持つ専修学校から、協会への入会要望が出ているとの情報提供があった。現在、同協会への正会員としての入会は大学と短期大学に限っている。この問題に関しては来年度の総会で論議する可能性があることが示唆された。
 総会後は「高病原性鳥インフルエンザなどの発生について」と題して、柏崎守・元農林水産省家畜衛生試験場長が記念講演した。

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