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記事2004年6月23日 1937号 (9面) 
私学教育の魅力
東京中高校初任者研修 近藤会長が強調
 東京私立中学高等学校協会(近藤彰郎会長=八雲学園理事長)は五月十四日、東京・市ヶ谷の私学会館で平成十六年度初任者全体研修会を開催、加盟校から約百七十人の新任教員が参加した。研修会では近藤会長が「私学教育の魅力」と題して講話を行ったほか、キャロル・ボーン・関東国際高等学校長などが講演した。
 近藤会長はまず、東京の私立中高四百二十校それぞれに建学の精神があり、現在求めている教育方針があるため、それをよく理解するよう、新任教員らに求めた。そのうえで、時代も違うため、自分自身が経験した学校生活は忘れ、勤務校の方針を受け入れて、その学校の発達段階に合った教育をすることの必要性を指摘した。さらに「自立した個人の集まりが学校である」として、決して学校に寄りかかるのではなく、自己責任で手を取り合って連帯していくことの重要性を強調。他校・他業界からもこの人ならぜひ来てほしいといわれるような実力、人間性を身につけるべきだとした。また「私学は教育費の受益者負担が高いので、学校に対する期待が大きい」とも指摘。「教育は最高のボランティアだ。生徒のため、学校を通して日本の教育のため尽くす気概を持ってほしい」と求めた。

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