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記事2004年5月23日 1933号 (9面) 
私学の特色ある行事
博物館竣工式、新校舎落成、開校披露など
「食と農」博物館
東京農大で竣工式


 東京農業大学(東京都世田谷区)は四月三日、「食と農」の博物館(宮林茂幸館長)の竣工式を開催した。同館では、同大学が百十三年の歴史の中で積み重ねてきた貴重な動植物や歴史的文献などを一般に公開し、「食」と「農」についての情報発信拠点とする方針だ。
 進士五十八学長(写真)はあいさつの中で、「現場を見ることが大事で、子供たちにもこの博物館をぜひ利用してほしい」と博物館への期待を述べた。
 一階は同大学のビジターセンターとして、歴史、映像、書籍・グッズ、昔の農具など各種コーナーがある。二階は常設と企画の両展が行われる。オープン企画展では、「食と健康」展が開催されている。食の安全、機能性食品などをコンセプトに食と健康についての現代科学の最前線を紹介している。そのほか、企画展として「木のぬくもりとふしぎ展」「ランドスケープ・アーキテクト展」などの自然科学分野が展開されている。四月六日から一般公開されている。

生徒中心の施設
玉川聖学院 新校舎を落成


 玉川聖学院(バーナード・バートン理事長、東京都世田谷区)は四月二十四日、同学院で新校舎落成感謝式(写真)を行った。第一部記念礼拝、第二部感謝式、第三部祝賀会という構成で行われ、同学院は新たな一歩を踏み出した。この日は、約五年間を費やした建築の模様がビデオで放映された。
 バートン理事長はあいさつの中で、同学院が神の学校であるとし、「神様と、新校舎の建設に携わった人々に感謝します」とあいさつした。
 また、生徒を代表して寺本麻美さんが、新校舎は明るくておしゃれで、新鮮な印象を受けたと語り、「神様とともにいる空間で満たされているようです。変わらないものは、キリスト教の精神で、この精神を受け継いでいきたい。心豊かな充実した学園生活にしていきたい」と感謝の言葉を述べた。新校舎は地下一階、地上三階の鉄筋コンクリート造りで、生徒を中心に考えた校舎が大きな特徴とされている。

山野ホール ザ・ラストショー
新ホールは三年後


 学校法人山野学苑(山野正義理事長)は四月二十四日、東京・渋谷区の山野ホールで「山野ホール・ザ・ラストショー」(写真)を開催した。山野ホールは昭和三十年、山野美容専門学校の施設として建設され、多くの人気テレビ番組の収録に利用されていた。ホールは二階建てで、座席数は八百十八。
 この日は、山野ホールにゆかりのある芸能人らが次々と登場、思い出話に華を咲かせた。「唄子・啓介のおもろい夫婦」(昭和四十四年―五十八年)で司会をした京唄子さんは、時折涙声になりながら、同ホールでの思い出を語った。
 また、アグネス・チャンさんは「山野愛子ジェーン校長からはいつも微笑みを持って、毎日毎日新しい気持ちで、頑張ってやろうという精神を学んだ」と語った。山野校長は「三年後に新しいスタートをきる」と応えた。
 新しいホールは平成十九年に地上二十八階、地下三階の高層建築に生まれ変わる。座席数は千五百になる。

ハビリテーション専門校
彰栄学園で開校披露


 彰栄学園(林淳三理事長)は四月二十四日、東京・東池袋のサンシャインシティ プリンスホテルで彰栄リハビリテーション専門学校(作業療法学科)の開校を記念して、開校披露・記念パーティー(写真)を開催した。
 同学科で育成する作業療法士は、日常生活をする上での障害をもつ人に対し、その人らしくスムーズに日常を送ることができるように医師の指示によって、リハビリをする医療専門職。
 林理事長は、伝統的に保育者と介護福祉士を養成していると述べた上で、「医療関係の専門職である作業療法士を養成してほしいという要請に応えることにした」と開校に踏み切った理由を話した。
 保〓清人・同校長は「本学園は人間教育の点で優れている。立派な卒業生を送り出すのが、課せられた使命と考えている」と意気込みを披露した。
 同校は修業年限三年で、定員は四十人。


進士五十八学長


玉川聖学院新校舎落成感謝式


山野ホール・ザ・ラストショー


彰栄学園開校披露・記念パーティー

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