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記事2004年2月3日 1923号 (1面) 
私学の正念場 安西代表あいさつ
私学予算感謝の懇談会開く
 昨年末、政府の平成十六年度予算案が確定したことを受けて、与党の文教関係議員に私立学校への応援を感謝する趣旨の懇談会が、一月二十七日、東京・市ヶ谷の私学会館で開かれ、数多くの国会議員らが出席した。
 この懇談会は、全私学連合(安西祐一郎代表=慶應義塾長)が開いたもの。冒頭、安西代表は「今年は国・公立大学が法人化され、学校法人と並んで法人並立時代の元年になる。教育、人材で成り立つ日本の将来を考えると今年はさらに一つの大きな正念場を迎える年。ますますのご支援、ご指導、ご鞭撻をお願いしたい」と語った。
 懇談会には河村建夫・文部科学大臣も駆けつけ、「教育基本法の改正という大きな課題にも挑戦したい。私学の皆さんにはそれぞれ力を振るっていただき、日本の教育の最善のために一層ご奮闘をたまわり、イコールフッティングの話も来ているので、文部科学省挙げてこのことをしっかりと受けとめて頑張ってまいりたい」と語った。
 また自由民主党の保利耕輔・文教制度調査会長は、「教育基本法の改正問題に関して昨年来十一回の会議を重ねている。現行法に欠けているもの等を入れていくことで、新しい世紀の新しい教育基本法を作ってはどうかとの結論となり、検討項目を並べて検討する会を行うことになった。そうした中で私学の教育基本法上の位置づけについては、どう取り組んでいくかが今年の大きな仕事」だと強調した。

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