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記事2004年2月3日 1923号 (9面)
豊南高等学校(武田昭二校長、東京都豊島区)は昨年十一月二十九日、同校で学力向上フロンティアハイスクール公開授業を実施した。同校では平成十五年度文部科学省の「学力向上フロンティアハイスクール」の指定を受け、確かな学力の向上のために特色ある学校づくりを推進している。 同校が目指す確かな学力の向上とは、学習の習慣化、学習意欲を高めることを狙いとしている。そのために十一年度からゼロ時間学習(早朝学習)を実施、生徒が理解できる授業を展開している。その成果は毎年、着実に上がっており、欠席、早退も減っている。 この日は一年生を対象とした、英語(習熟度別授業)と総合的な学習(普通科)が行われた。このうち、総合的な学習では、同校の教育理念「自主独立の精神の涵(かん)養(よう)」に基づく自己主張力を育てること、自分の表現の特徴に気付き、よりよい対応について考え実践意欲を高めることを狙いとする「エゴグラム学習」が展開された。授業では事例を読んで、班ごとに話し合い、事例に対して、aからfまで六段階の対応で可能性の高い順をみていく。これは、言いにくい人に自信を持って言いたいことを伝えられる言い方を考え、コミュニケーション能力を高めることが重視される。これを通して、自己のあり方、生き方や進路について考えさせることが目的だ。 全体会のあいさつの中で、武田校長は「今後も、心豊かな人間の育成を目標とし、頑張っていく」と述べた。
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総合的な学習の授業 |
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