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記事2004年2月23日 1925号 (9面) 
教育費の公私格差是正 福島県私学が振興大会盛大に
私学振興に努力£m事が約束
経常費補助の拡充を決議
 第三十回福島県私学振興大会が昨年十一月二十六日、福島市の福島県文化センターで「特色ある私学教育の振興と父母負担の軽減心豊かな人づくりは家庭・学校教育の充実から――」を大会テーマに開催された。主催は福島県私立中学高等学校父母の会、福島県全私立幼稚園PTA連合会、福島県専修学校各種学校保護者会連絡協議会、および福島県私学団体総連合会の私学四団体。

 主催者として、羽田達夫・同父母の会代表は、私学は建学の精神の下に活力ある教育を推進してきたと評価し、「教育費の公私間格差の是正は補助金で是正されるべきだ。私学振興のため積極的に努力する」とあいさつした。山阜M・福島県私学団体総連合会長(山賦w園理事長)はあいさつの中で、私学は建学の精神の下に文化・体育クラブ、勉強に特色ある教育を行い、有為な人材を輩出している一方、佐藤栄佐久・福島県知事は人づくりに力を注いでいるとした上で、「県の財政は厳しいことは十分分かるが、父母のお願いに対し、ご支援をお願いします」と語った。
 要望議案説明後、祝辞として、佐藤県知事は「本県の私学は公立に先んじて特色ある教育を存分に発揮している。私学振興のために努めていくことを約束する」と表明した。加藤貞夫・福島県議会議長は「私学教育の充実と私学振興に積極的に取り組んでいく」とあいさつした。
 大会では、@学校法人立専修学校運営費補助金の充実並びに学校法人立以外の専修学校に対する助成の充実及び各種学校の振興A私立小・中・高等学校に対する運営費補助金の充実B学校法人立等幼稚園に対する補助金の充実並びに第二子以下に対して保育料等の減免を行う幼稚園への補助金の拡充について決議した。
 また、纐纈昇・株式会社福島博報堂代表取締役社長が「いっしょうけんめい見る目・育てる心」と題して記念講演した。

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