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記事2004年12月13日 1963号 (9面) 
福島県私学 運営費補助の充実
私学四団体が一堂に大会決議
第三十一回福島県私学振興大会が十一月八日、福島県郡山市の郡山ユラックス熱海で開催された。主催は福島県私立中学高等学校父母の会、福島県全私立幼稚園PTA連合会、福島県専修学校各種学校保護者会連絡協議会、福島県私学団体総連合会の私学四団体。
 主催者、同県全私学父母の会を代表して羽田達夫会長は「教育費の父母負担公私間格差は広がっており、このため子供が私学を選択する場合の大きな障害になっている。これは補助金で是正されるべきだ」とあいさつ、福島県が新長期総合計画の一つとして、「人」を掲げ、私学振興の積極的な施策を講じ、私学助成の充実を図っていることに対し、佐藤栄佐久知事に感謝の意を表した。
 主催者学校側を代表し、山崎崎勲会長(山崎学園理事長)は私学各校が厳しい環境の中でも自助努力をし、教育費の父母負担軽減に対しできるだけ努力をしているとした上で、「県財政は厳しいが、児童・生徒等のため力を貸してくださるようお願いします」とあいさつした。
 各私学団体から要望議案について説明が行われた後、三点について決議した――「私立小・中・高等学校に対する運営費補助金の充実」「学校法人立等幼稚園に対する補助金の充実並びに第二子以下に対して保育料等の減免を行う幼稚園への補助金の拡充」「学校法人立専修学校運営費補助金の充実並びに学校法人立以外の専修学校に対する助成の充実及び各種学校の振興」。
 祝辞として、佐藤福島県知事はいわゆる「官から民へ、国から地方へ」「三位一体改革」について言及したうえで、「二十一世紀に子供が多く生まれるように独自のシステムをつくっていく」と決意を述べた。
 加藤貞夫・福島県議会議長は「教育の充実・振興に全力を傾注する」とあいさつした。

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