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記事2004年11月3日 1956号 (1面) 
短大卒学位名「短期大学士」に
中教審に要望を総会決議
日短協総会
日本私立短期大学協会(川並弘昭会長=聖徳大学短期大学部理事長・学長)は、十月二十七日、愛知県の名古屋マリオットアソシアホテルで、平成十六年度秋季定期総会を開催し、短期大学卒業者に学位を与えることが制度化された場合、学位の名称としては「短期大学士」を中央教育審議会に要望することなどを決議した。終了後は、短期大学基準協会の総会が行われた。
 川並会長は、開会のあいさつの中で「文部科学省で質保証の議論が始まると同時に、いち早く相互評価を行ってきた短期大学基準協会が、明日の中教審大学分科会制度部会でヒアリングを受け、早ければ十二月に評価機関としての認証が受けられる予定」と報告した。
 総会では、中教審委員の関根秀和副会長(大阪女学院短期大学院長・学長)と島田子常任理事(文京学院短期大学理事長・学長)が、大学分科会の審議動向に関して、高等教育の将来像に関する審議の概要の中に「短期大学における教育の課程修了を制度上の学位に結びつけることについて、国際的通用性にも十分留意しつつ、検討すべきである」との記述があることなどを報告。学位が認められる場合、現在使用している準学士の名称のままでは、高等専門学校卒業者に与えられている称号の「準学士」と区別しにくいことから、「短期大学士」を最もふさわしい名称として中教審に要望することなどを説明した。また総会終了後は、短期大学基準協会の総会となり、評価準備の進捗報告等があった。


日短協総会であいさつする川並会長

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