東京都私立短期大学協会（佐藤弘毅会長＝目白大学短期大学部理事長・学長）は、十月三十日、アルカディア市ヶ谷で、第三十回学生英語スピーチコンテストを開催した。文京学院短期大学の寺崎未香さんが、昨年に続く二度目の挑戦で見事に優勝、準優勝の東京立正女子短期大学の板井瑠美さんとともに、念願だったオーストラリア研修旅行を手にした。
　このコンテストは、英語を学ぶ学生を励ますとともに、国際相互理解を深めることを目的に、毎年開かれている。
　今年は十六人の学生が学長推薦で出場。学生生活での経験から学んだことなど、身近なテーマについてスピーチした。審査委員長は早稲田大学の松坂ヒロシ教授、学習院女子大学のジーン・Ｆ・ムーア教授、日本女子大学のアン・レイン専任講師とともに、話し方、スピーチ内容などを採点した。
　優勝した寺崎さんは、中学生の時にスピーチコンテストに出場したことがきっかけで英語への興味が深まり、埼玉県立南稜高校の外国語学科に進学、英会話部の部長を務め、ネイティブの人たちに積極的に話しかけるなど、地道に勉強を続けてきた。昨年四位に入賞したが「どうしてもオーストラリア研修に行きたくて再挑戦しました。学園祭もあって忙しかったのですが、毎日家で練習しました」と、うれしそうに話した。五位までの入賞者は以下のとおり。三位＝青山学院女子・郡司綾乃、四位＝立教女学院・野口綾子、五位＝跡見学園女子・深見優美
　（後援＝オーストラリア政府国際教育機構・オーストラリア大使館、カンタス航空会社、キューエイチ・インターナショナル）