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記事2004年10月13日 1952号 (1面) 
新規事業「現代GP」選定結果発表
地域活性化など 大学の取り組みに支援
文科省の補助金事業
 文部科学省は、九月二十四日、今年度からの新規事業である「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(=現代GP)」の選定結果を発表した。選定件数は、複数の大学等による共同での取り組み六件を含め、八十六件、うち私立大学・短期大学の単独による取り組みは、三十八件だった。
 現代GPは、今年度の新規補助金事業で、各種審議会からの提言など、社会的要請の強い政策課題に対応した取り組みで、各大学等で今後計画されるものを対象にしている。今年度は、(1)地域活性化への貢献(2)知的財産関連教育の推進(3)仕事で英語が使える日本人の育成(4)他大学との統合・連携による教育機能の強化(5)人材交流による産学連携教育(6)ITを活用した実践的遠隔教育(e−Learning)――の六つのテーマに沿った取り組みを支援する。
 六つのテーマのうち、もっとも選定件数が多かった(1)では、慶應義塾大学の「コミュニティ型教育プログラムと地域活性化」、関西学院大学の「学生による『劇場空間・宝塚』の都市再生」、拓殖大学北海道短期大学の「新規就農支援による地域の活性化」、日本赤十字武蔵野短期大学の「短期大学を拠点とした地域防災活動の推進」など三十六件(うち私立大学・短期大学の単独の取り組みは十五件)が選定された。
 (2)では、東京工科大学、岐阜女子大学、帝塚山大学など五件(同三件)が選定された。
 (3)は、選定件数十三件のうち、昭和女子大学、早稲田大学、立命館大学など、私立大学が十校を占めた。
 (4)では、桜美林大学、大妻女子大学、東京農業大学、鎌倉女子大学、湘北短期大学など、首都圏西部に位置する二十八校による教養教育の総合的取り組みなど、六件が選定されている。
 (5)では、亜細亜大学の「アジア夢カレッジ」のほか、東京女子医科大学、東京電機大学、京都産業大学、同志社大学、埼玉女子短期大学など八件(同六件)が選定された。
 (6)では、放送大学の「アーカイブズ活用による双方向型遠隔教育」、千歳科学技術大学の「新たな情報キャリアアップ教育の実現」など十五件(同四件)が採択された。

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