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記事2004年1月23日 1922号 (11面)
上田会長 | 熊本県私立中学高等学校振興協議会と熊本県私立中学高等学校協会は昨年十一月十一日、熊本市のメルパルク熊本で保護者、教職員が約五百人参加し、第二十七回熊本県私学振興大会を開催した。
主催者を代表して、杉村邦明・同協議会長と上田祐規・同協会長が、公教育の重要な一翼を担っているとあいさつ、また来賓の潮谷義子・熊本県知事があいさつの中で、同県の私学が教育に果たしている役割を高く評価した。 大会では、@私立学校は、公教育に重要な役割を果たしているところであるが、保護者負担の公私間格差は大きく、公・私立間のバランスに十分配慮した私学助成の実施を図ることA昨今の厳しい経済状況に鑑(かんが)み、授業料等の納付が困難な生徒が増加している。この対策として授業料軽減などの助成の充実を図ることB県立高校入試制度改革等の計画策定や実施に当たっては、公私共存の観点から私立学校の立場に十分配慮するとともに、そのための諸施策の実施を図ることC私学振興と円滑な経営を支援するため、(社)熊本県私学教育振興会が実施している融資事業に対する県の利子補給制度の継続を図ること――の四点を決議した。 また、文化活動、体育活動で全国優勝した生徒・団体、私学教育に顕著な功労があった者、または社会奉仕などで著しい美挙があった者などが表彰された。 記念行事では生徒による部活動発表や講演が行われた。原田信志・熊本大学医学部教授が「サーズ〈SARS〉について」と題し講演した。また、真和中学高校の生徒によるバイオリン独奏、三味線独奏、ピアノ独奏、エレクトーン独奏も行われた。
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