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記事2003年9月3日 1902号 (2面) 
第38回全国私立短期大学体育大会開く
日短協主催
久子妃殿下が名誉総裁にご就任
短大生2、800人が参加 卓球、バレーなど6競技で熱戦

川並会長


二上大会委員長

  日本私立短期大学協会(川並弘昭会長=聖徳大学短期大学部理事長・学長)は七月二十九日から四日間、東京・世田谷の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館などで「第三十八回全国私立短期大学体育大会」を開いた。全国から短大生約二千八百人が集まり、さまざまな競技で汗を流し、スポーツで交流を深めた。

 初日は、同体育館で開会式を行った。選手たちは各校ごとにプラカードや校旗を掲げ、行進しながら入場した。
 二上貞夫大会委員長(東京富士大学短期大学部理事長)が「お祝いと期待を込めて、第三十八回全国私立短期大学体育大会を開催いたします」と開会を宣言した。
 前大会の女子バスケットボール優勝校の秋草学園短期大学の河野一美主将が参加チームを代表して優勝杯を返還し、今大会での健闘を誓った。
 川並会長は「二十一世紀を担う若い皆さん方が、短期大学生として力強い意欲と情熱と努力を傾け、母校の名誉と学生スポーツの栄光のために競技されることを望んでやみません」とあいさつした。
 また、大会名誉総裁だった故高円宮憲仁親王を引き継ぎ、憲仁親王妃久子殿下が今大会より名誉総裁に就任されたことに感謝を示した。
 また、大野松茂文部科学大臣政務官が、遠山敦子大臣の祝辞として「全国各地から集まった仲間たちと大いに交流の輪を広げられ、本大会が皆さんにとって思い出に残る大会となるよう願っています」と述べた。
 選手宣誓では、東京富士大学短期大学部・卓球部の国松春佳さん(経営学科二年)が「学生スポーツの名誉と誇りを持って競技いたします」と、力強く声を張り上げた。
 このほか、式上、昨年の第三十七回大会まで連続二十年間優勝した、新潟工業短期大学・男子バスケットボール部を表彰することを発表した。
 開会式に続いて、嘉悦女子高校マーチングバンド部や目白大学短期大学部・目白学園高校のチアリーディング、日本体育大学ダンス部が演技を披露した。マーチングバンドの息の合った演奏や、空中高く跳び上がるチアリーディング、迫力のある創作ダンスなど、はつらつとした演技で開会を盛り上げた。
 二日目からは、競技ごとに東京都、神奈川県、埼玉県の各会場に分かれ、卓球やソフトテニス、テニス、バドミントン、バレーボール、バスケットボールの六競技を競った。
 選手たちは日ごろの練習の成果を発揮し、互いのプレーを熱心に応援していた。(近く詳報)

全国の私立短大生選手が一堂に会した開会式
(7月29日、東京・世田谷の駒沢オリンピック公園)

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