こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2003年8月13日号二ュース >> VIEW

記事2003年8月13日 1901号 (9面) 
奈良県私学振興大会 “魅力ある学校に”決意表明
知事も私学に期待と激励
  奈良県私立中学高等学校連合会(藤田照清会長=智辯学園理事長)と奈良県私学父母の会(斉藤彰男会長)は七月十一日、奈良市の奈良県文化会館で奈良県私学振興大会(後援=奈良県)を開催した。
 会場には、私学に子供を通わせる保護者や教員ら約千四百人が集まった。また、同県では秋に知事選が控えていることもあり、当日は保護者からの緊急動議により「柿本善也・現奈良県知事を(次期知事に)推薦したい」旨の決議が満場一致で採択された。
 藤田会長はあいさつの中で、グローバル化社会を迎えているが、現実は非常に厳しい時代としながらも県民の私学への期待は大きいと語り、「これからも私学は建学の精神の下に、魅力ある学校づくりに『私学は一つ、教育は私学から』を合言葉に各校が、全力を挙げて頑張ろう。そのためにも県当局は私学が教育に専念できるように経常費助成等の拡充を図っていただきたい」と述べ、柿本知事に要請するとともに、保護者らとともに拍手で感謝の意を表した。
 斉藤会長もまた柿本知事に感謝の意を述べた上で、「私学の充実を図るため学校と携えて、魅力ある学校づくりに頑張ります」とあいさつした。
 来賓の柿本知事は、公立高校の再編が進んでおり、高校三年では「行ける学校より行きたい学校」をキャッチフレーズにしていることを紹介する一方、「私学は建学の精神の下に素晴らしい教育を行っている。お互いに切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)してほしい。私は教育振興、発展のために尽くしていきたい」と激励した。
 大会では網干善教・関西大学名誉教授が「考古学からのおくりもの――高松塚古墳の壁画から――」の演題で講演した。
記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞