世界的なＩＴスキルとインターネットの認定試験であるＩＣ　（３　）　と、マイクロソフトオフィスのアプリケーション利用能力を測るＭＯＵＳ試験を実施している株式会社オデッセイコミュニケーションズは、このほど教育界と連携して日本の情報教育のあり方を研究・提言するための組織、ＩＴ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ　Ｉｎｉｔｉａｔｉｖｅ「情報教育研究会」（略称ＩＴＥＩ「情報研究会」）を立ち上げた。
　この研究会の活動の特徴は、▽国際的な視野に立った情報教育の枠組みを探り、共通の理解を得る▽社会生活に必要な能力の育成という観点から情報教育を考える▽小学校・中学校・高校・専門学校・短大・大学相互の情報交換により学校間連携を考えた提案をする▽全国の教育現場を預かる教師との共同作業により教育現場に役立つ提案をする▽海外の企業・団体のｌＴ教育に対する活動との連携をとる、が挙げられている。
　一年目となる今年は、高校の教育現場に焦点を当て、「情報教育の現場の状況と問題点の把握」を活動目標においている。この研究会の運営は、ウェブを主体として行うほか、研究会メンバーによるイベント・シンポジウムなどを実施する。初年度における活動の皮切りとして、第一回「情報教育シンポジウム」（全私学新聞運営委員会後援）を左記の通り開催する。
　日時＝八月九日、午後二時―五時三十分、場所＝東京国際フォーラムＧ４０２会議室
　参加費は無料。参加申し込み・問い合わせはホームページ（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｉｔ−ｅｉ．ｎｅｔ）へ。
　予定プログラムは次の通り。
　▽ＩＴ Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ Ｉｎｉｔｉａｔｉｖｅ
活動と「情報教育研究会」について＝�潟Iデッセイ　コミュニケーションズ　出張氏　▽情報教育で拓（ひら）く日本の未来―今教育に必要なもの―＝�潟Cンテル　梶原氏　▽講演とパネルディスカッション（情報教育のスタンダードテキストを考える）実教出版　小田氏／横浜市立みなと総合高校　坂戸教諭／（株）プロシード　西野氏