学校法人浪商学園理事長・学園長の野田敏彦氏が五月二日、急逝した。
七十六歳だった。同日、通夜が、翌五月三日には告別式が大阪府吹田市内の会館で執り行われた。
　野田氏は大阪大学工学部を卒業後、二年弱のサラリーマン生活を経て昭和三十四年に浪商学園の常務理事に、昭和五十年からは理事長に、平成二年からは学園長も兼務し尽力された。私学振興にはとりわけ熱心に取り組まれ、地元、大阪府私学総連合会理事長を亡くなるまで続けられ、全国団体でも日本私立中学高等学校連合会副会長など要職にあって、私学経営や就学人口の減少対策など、私学振興に尽力された功績は多大なものがある。浪商学園では学園葬を行う予定にしているが、日程は未定。