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記事2003年4月23日 1887号 (9面) 
平成15年度 地方私学の振興予算 本紙調べ (5)
経常費補助の拡充重視
授業料軽減に34%増 山形
生徒指導、“学彩創造”など新規 秋田
【山形県】

 山形県の平成十五年度の私学振興予算の総額が、六十一億八千百七十二万千円(前年度比一・八%減)と、このほど決まった。
 経常費補助の生徒一人当たりの単価は、高校が三十一万三千四百七十一円(同〇・八%増)、中学が二十七万五千七百十四円(同一・七%増)となった。
 幼稚園児の一人当たりの経常費補助単価は、学校法人立が十五万九百三十八円(同三・〇%増)、その他が四万八百二十円(同)となっている。
 私立高等学校授業料軽減事業費補助金として、三四・一%と大幅アップの一億一万三千円が計上された。また私立幼稚園子育て支援事業費として一億四千九百六十五万円が補助され、前年度比でやはり一八・九%の大幅増となった。
 専修学校各種学校の学生一人当たりの経常費補助単価は、学校法人立が四万八百二十円(同三・〇%増)、大学入学資格付与指定校が六万千六百十円(〇・八%増)、その他が一万二百七十円(二・九%増)となった。


【秋田県】

 秋田県の平成十五年度の私学振興予算が決まった。私学振興予算の総額は三十三億九百五十三万五千円と決まった。
 経常費補助の生徒一人当たりの単価は、高校が三十二万八千二百十円で前年度と比べて一・八%増、中学が二十六万七千百九十円で〇・六%増となった。
 幼稚園児の一人当たりの経常費補助単価は、学校法人立で十六万三千四百五十五円となり、前年度と比べて二・七%増、その他が五万三千三百五十円で前年度と同額。
 専修学校各種学校については、経常費補助の学生一人当たりの補助単価は、学校法人立が五万三千三百五十円、その他の法人立が四千円で、いずれも前年度と同額。
 新規の事業として、三つ設けられた。経常費補助のうち、生徒指導の充実費補助金として三百万円、二つ目は私立学校“学彩創造”プラン支援事業費補助金として六百二十万円、三つ目は「学校花まるプラン」補助金として二百五十万円がそれぞれ補助された。“学彩創造”プラン補助とは国際理解、情報、環境、福祉などのテーマについて、独自の教育を行った学校に補助するもの。また“花まるプラン”補助とは、高校を対象に特色ある教育を行った学校に補助する。
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