神奈川県私立中学高等学校協会は三月十七日、横浜市の神奈川県私学会館で平成十四年度定時総会を開催、研修事業、私学振興事業などを柱とする十五年度の事業計画、および十五年度収支予算などを決めた。なお、十五、十六年度同協会の理事長には、堀井基章・堀井学園理事長が再選された。
　堀井理事長はあいさつの中で「神奈川私学は一つでなければならないし、私学の存在価値を神奈川県民に知ってもらう必要がある」と神奈川私学の存在を強調、また「本県の財政が厳しい折、（私学振興予算は）多少のアップがあったが、全国と比べるとまだ課題が残っている。私学はしっかりとした経営をしていく必要がある」と述べた。
　同協会は十五年度も研修、私学振興それぞれの事業を中心に計画している。研修事業は八月二十六、二十七日には理事長・校長を対象とした宿泊研修会を実施する。また、私学振興事業に関しては、私学教育に対する自負、今後も日本の教育を先導するという決意等、私学の意気込みを県民にアピールする目的で、六月二十一日、横浜・国立横浜国際会議場で第一回目の「神奈川県私立小・中・高等学校振興大会〜神奈川県私立小・中・高等学校のより一層の振興を期して〜」を開催する。教職員、保護者ら約五千人が集まり、演奏、児童・卒業生・保護者の意見発表、大会アピールなどが行われる予定だ。また、神奈川私学への受験生の増加を図るために七月二十日、横浜・パシフィコ横浜展示ホールで、第四回「２００３神奈川全私学（中・高）展」を開催する。