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記事2003年3月3日 1882号 (9面) 
講演会、学園祭、卒業作品展―私学の多彩な催し
【服部栄養専門学校】
頭の良くなる食事 料理専門家招き講演

 服部栄養専門学校(服部幸應校長、東京都渋谷区)は二月八、九の両日、同校でスペインのミシュラン星付きレストラン「レスグアルド」のオーナーシェフ、ミゲル・サンチェス・ロメラ氏の講習会を開催した。
 「頭の良くなる食事」と題し、“アルレッキーノ”鴨ロースの生ハーブ、フルーツ、大豆添え、“ガウディのビドラル”フルーツシャーベットとホワイトチョコレートムース添えなど、料理六品とデザート一品のデモンストレーション料理を披露した。
 ロメラ氏は二十年にわたって、医師として神経学と臨床神経生理学を専門としており、世界の多くの会議や科学学会で参加し発表を行っている。現在でも週二回は診察や大学での講義をこなしている。「構成主義」と呼ばれるロメラ氏のスタイルは、芸術と技術の完璧さに基づき、リアルで本物の風味と香りによって、食べるものに夢と魔法の世界へと誘うような知的でエレガントで、しかも洗練された料理を意味している。ロメラ氏の開発した料理の素材「ミクリ」(ロメラ氏の発明による植物成分から作った澱粉の一種)を駆使して表現される料理は「一度食べたら脳を目覚めさせ、頭を良くする魔法にかける」と言われている。


【国際製菓専門学校】
パンなど卒業作品展「国際菓子博」開く

 学校法人啓倫学園、国際製菓専門学校(田中啓介理事長・校長、東京都小平市)は二月一、二の両日、「第十四回学園祭と卒業作品展〜KOKUSAI菓子博2003〜」を開いた。同校の最大の行事とあって、来校者は二日間で五千人を数えた。
 当日は今春卒業予定の学生の卒業作品展、クラス・グループ作品展の展示をはじめ、講師による陶芸作品、実演、パンとお菓子の即売、喫茶などのコーナーも大盛況だった。
 同校は「知、技、倫、汗」を教育方針に掲げ、国際的にも通用するパティシエを目指す、菓子やパンの職人たちを育成している。この学園祭・卒業作品展は、プロの卵たちが夢をかなえる第一歩として飛び立つための絶好の発表の場となっている。
 六階体育館で行われた展示会では、学生が一月からほぼ三週間かけて作り上げた洋菓子、製パン、和菓子が並べられていた。三階の実演部門では、学生たちの手で作られたロールケーキ、クッキー、動物パンなどを来校者たちにふるまい、特に子供たちはおいしそうに食べていた。

魅了したデモンストレーション
(服部栄養専門学校)


会場は卒業作品でうめつくされた
(国際製菓専門学校)

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