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記事2003年2月3日 1879号 (3面) 
私学に対する学校観・満足度 都私学振興会が調査
生徒一貫教育父母教育方針
中高校とも私学を選んだ理由に
  財団法人東京都私立学校教育振興会(加納弘理事長)は昨年、「私立学校をめぐる環境調査報告書」をまとめた。この調査は都内の私立学校に通学する園児、児童、生徒、学生および保護者に対して、私立学校に対する学校観・満足度などを調査し、今後の私立学校教育振興のために行われるもの。調査は平成十三年六月九日から七月三十一日まで実施された。

「中学校」について

 このうち、生徒が「私立学校を選んだ理由」については、「そのまま上に進学できる一貫教育がよいと思ったから」が最も多く、三一・二%だった。次に、「校風や建学の精神にひかれたから」(三〇・七%)、「公立学校には行きたくなかった」(二八・九%)と続いている。
 これに対して、保護者が私立学校を選んだ理由については、「教育方針や教育内容にひかれた」(四五・六%)、「校風や建学の精神にひかれた」(四〇・二%)、「そのまま上に進学できる一貫教育がよいと思ったから」(三三・〇%)の順になっている。
 また、「私立学校に対する満足度の評価」については、生徒では「満足している」と「やや満足している」を合わせると、六八・九%、保護者では八六・四%を占め、両者とも満足度については高水準にある。

「高校」について

 「私立学校を選んだ理由」については、生徒は(1)「校風や建学の精神にひかれた」(二一・五%)(2)「一貫教育」(二〇・三%)の順で多いのに対して、保護者は(1)「教育方針や教育内容にひかれた」(三三・一%)(2)「校風や建学の精神にひかれた」(二五・九%)の順になっている。
 また、保護者のみに対して「学費に対する評価」をみると、「受けている教育に対し、学費は妥当な金額である」という問いに対しては、「そう思う」が三三・六%で、「どちらとも言えない」(三六・六%)、「そうは思わない」(一九・九%)という結果になった。

現在通っている私立学校に満足しているか(中学校)

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