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記事2003年12月23日 1920号 (2面) 
私大の活性化策協議
21世紀創造する個性輝く大学へ
私大振興協
  日本私立大学振興協会(北元喜朗会長=北陸大学理事長)は十一月十八日、東京・市ヶ谷の私学会館で平成十五年度秋季総会を開いた。十五大学から約三十人が出席し、協議と講演を行った。
 講演では、久保公人・文部科学省私学行政課長が「私立大学をとりまく諸情勢について」を主題に、学校法人制度の改善方策や、教育分野への株式会社・NPOの参入問題など総合規制改革会議の審議状況、私立大学経営支援連絡協議会での検討事項について最新の情勢を話した。
 高橋真義・桜美林大学教育研究所長は「私立大学の活性策」を主題に「超競争時代 元気元気元気な大学を創る学校をゾンビにしないために今何をすべきか」について講演した。
 高橋氏は、国公私立大学の生き残りは総力戦であり、生命維持のための資源の消費は過労死を招くと、学校倒産を尊厳死(安楽死)と自転車操業(ゾンビ化)に例えて話した。
 また、大学を元気にするためにトップマネジメントのすべきこととして▽学校を挙げて危機感を共有し経営感性を醸成する▽ランチェスター戦略(オンリーワンではなくナンバーワンになる)▽学生のために何ができるのか考えるを挙げ、二十一世紀を創造する個性輝く大学は、大学人一人ひとりの「元気元気元気」掛ける「あったかさ」の総和が決めるとした。
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