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記事2003年12月23日 1920号 (7面) 
記念式典、感謝の会、演奏会など――多彩な行事
【獨協学園】
創立120周年記念式典
懸賞論文の表彰など


 獨協学園(大森健一理事長、埼玉県草加市)は十月二十三日、東京・高輪の新高輪プリンスホテルで同学園創立百二十周年を記念して式典(写真)、講演および祝賀会を開催した。
 第一部では大森理事長の式辞、来賓の祝辞、同学園創立百二十周年記念懸賞論文「獨協賞」の表彰など、第二部では阿部謹也・一橋大学名誉教授による「日本の近代化と獨協学園」と題する講演が行われた。
 同学園は明治初期ドイツ文化を中心とする西欧文化を摂取、わが国文教の興隆を図る目的で、明治十四年設立された獨逸学協会に端を発する。現在では、獨協大学、獨協医科大学、姫路獨協大学、獨協中学・高等学校、獨協埼玉中学・高等学校を擁する学園となっている。
 今後は教育者の充実、情報関連施設の発展、国際交流と国際競争力を重視、キャンパス・アメニティの向上などに力を注いでいく。

【日本音楽学校】
音楽を通し保育者養成
創立100周年感謝の会


 日本音楽学校(三浦洋義学園長・理事長、小林志郎校長、東京都品川区)は十月十八日、東京・高輪の高輪プリンスホテルで「創立百周年感謝の会」(写真)を開いた。
 同校は明治三十六年、山田源一郎氏(初代校長、故人)がわが国初の私立音楽学校として、東京・神田淡路町に「音楽遊戯協会」の名称で設立した。「音楽を通して豊かな保育者を養成する」という創立者の精神を受け継ぎ、優秀な保育者を輩出している。
 「感謝の会」であいさつに立った三浦理事長は、こうした同校の歴史を振り返り「この百年間、いろいろな人に支えられてきた。感謝したい」と述べた。
 また、小林校長は同校の新しい教育のビジョンとして「品川区と提携して『教育通貨』のようなものを発行したい」「現場に即した独自のテキストを作成したい」「教職員が子育て支援に力を発揮できる場を広げたい」と三点を挙げ、これからの取り組みに意欲をみせていた。

【東京音楽大】
100周年特別演奏会
'07新世紀への序奏


 東京音楽大学(兎束俊之学長、東京都豊島区)は十一月十七日、東京・新宿の東京オペラシティコンサートホールで同大学百周年記念特別演奏会「2007新世紀への序奏シリーズbS」(写真)を開催した。
 この演奏会は昨年十月を起点とし、五年後を目標に同大学を内外に示し、過去から現在までの歴史の重みを感じ取り、一丸となって新世紀へ向かうエネルギーを集結したいという趣旨で企画された。
 当日は著名な演奏家や同大学が誇る内外で活躍している卒業生による演奏が行われた。出演者は海野義雄(バイオリン)、宮本文昭(オーボエ)、清水和音(ピアノ)、菅有美子(メゾ・ソプラノ)の各氏で、百周年記念オーケストラの指揮者は広上淳一氏。

【国際学院】
“地域社会に貢献”
創立40周年記念式典


 国際学院(大野誠理事長、埼玉県さいたま市)は学院創立四十周年を迎え、十月二十九日、さいたま市・大宮ソニックシティで記念式典(写真)を行った。昭和三十八年に大宮国際料理学院を開校以来「人づくり」を教育理念に領域を広げ、現在では国際調理師専門学校、国際学院高等学校、国際学院埼玉短期大学の三校体制を敷く。
 式典では大野理事長が「『誠実・研鑽・慈愛・信頼・和睦』の建学の精神は時代に合わないという批判もあったが、堅持したことが発展の礎となった。今後も生涯学習など地域の期待に応え社会に貢献したい」と述べた。
 記念事業のひとつとして短期大学が教育交流提携したシドニー大学のサマーン教授は、来賓祝辞として「食物栄養科のプログラムは食の文化と科学の双方に偏りがなくバランスがすばらしい」などと述べた。

【日本美容専門学校】
美容師は技術・文化人
通信科が秋季入学式


 日本美容専門学校(網蔵卓爾理事長、山本一哉校長、東京都新宿区)はこのほど、通信科で学ぶ生徒のための平成十五年秋季入学式(写真)を行った。
 網蔵理事長は入学生に対し「皆さんは世間の期待と注目を集めている。
働きながら学ぶ強い意志と、困難を乗り越える強い意志を持って頑張ってください。この業界では多くの先輩方が活躍している」と祝辞を述べた。
 同校は「美容師は技術者であると同時に、社会の文化発展に寄与する文化人でなければならない」を建学の精神に掲げ、有為な人材を輩出し、常に高い評価を受けてきた。通信科は、添削やスクーリングを通して三年間で六百時間以上の授業が行われることになっている。

獨協学園


日本音楽学校


東京音楽大


国際学院


日本美容専門学校

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