来年度の全国私学教育研究集会の日程や研究目標等がこのほど明らかになった。来年で五十二回を数える全国私学教育研究集会は、平成十六年十月二十八・二十九の両日、福島県郡山市のホテルハマツを会場に開催される。研究目標は「特色ある私学教育を求めて――建学の精神と国際化――」で、全国の私立中学高校の理事長、校長、教員ら約八百人が参加し、明日の私学教育を研究討議する。財団法人私学研修福祉会の主催、東北地区私立中学高等学校協議会、福島県私立中学高等学校協会の実施、日本私立中学高等学校連合会、福島県・郡山市の後援、財団法人日本私学教育研究所の協力。
　詳細な内容は今後決まるが、現在までのところ、初日の午後に開会式、記念講演、アトラクション、二日目が終日、部会での研究討議。記念講演の講師は、発酵や発酵食品の研究者として知られる小泉武夫・東京農業大学教授で、演題は「真の食育教育とは何か」。二日目に行われる七部会の研究目標は次のとおり。
　(1)学校経営＝国際化に活きる私学教育を目指して(2)教育課程＝私学の特色を生かした教育課程(3)生徒指導＝建学の精神に則（のっと）った生徒指導(4)進路指導＝社会環境の変化に対応した進路指導(5)情報教育＝情報教育の多様化と実践(6)国際理解教育＝国際人としての人材の育成(7)総合学習＝私学の特色を生かした総合学習