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記事2003年1月23日 1878号 (9面) 
講演会、体育、音楽など―私学の特性発揮し、多彩な催し
宝仙学園

「心のフォーラム」砂田校長が講演公開講座

 宝仙学園(冨田道生理事長)と宝仙寺は昨年十一月三十日、宝仙学園中学高校(砂田芳宏校長、東京都中野区)で公開講座「心のフォーラム」(写真)を開催、砂田校長が「徒然草にみる兼好の無常観に生きる智慧を学ぶ」と題して講演を行った。
 砂田校長は古典を教えるために仏教知識の必要性を感じ、寺で修行の経験も持つ。
 この日は徒然草にみる無常観をはじめ、徒然草の七、二十五、四十九、五十九、七十四、百三十七などの各段について解説が及んだ。
 砂田校長は三十段あたりまでの無常観は「生活感情としての詠嘆的無常観を感得することができるが、それ以後は自覚的・諦観的無常観へと深まっている」と説明。
 例えば、百三十七段での解説では、砂田校長は「いま生かされていることに感謝し、無常のことわりを理解した者の生き方が表れている」と説明した。


成徳学園高

女子バレーボール三冠達成祝勝会

 成徳学園高等学校(今年四月に「下北沢成徳高校」と校名変更、武中雅人理事長、田中暎二校長、東京都世田谷区)は昨年十二月十二日、東京・赤坂の東京全日空ホテルで、女子バレーボール部の三冠達成祝勝会(写真)を行った。会場には優勝チームのメンバー、バレーボール界関係者ら約三百人が集まった。
 三冠(優勝)は(1)第三十三回春の高校バレー「全国高校バレーボール選抜大会」(2)第五十五回全日本バレーボール高校女子選手権大会(3)よさこい高知国体「第五十七回国体秋季大会バレーボール競技少年女子」。
 武中理事長は「部員をほめてあげてください」と、田中校長は「三冠達成は部員のたゆみない努力の結果と、優れた指導者による賜物だ。今後一層まい進する」と語り、喜んだ。
 祝辞を述べた森山真弓・法務大臣はバレー部を高く評価し「自慢したい」と述べた。


日体荏原高

少年サッカー大会 技能向上と交流

 日体荏原高等学校(横田國男校長、東京都大田区)は、サッカーを通して子供たちの技能向上と交流を図り高校生との触れ合いを深めるため、第一回日体荏原高等学校杯争奪少年サッカー大会(写真)を一月十三日、同校のグラウンドで開催した。各六チーム四年生から六年生までの男女が参加。このうち、ドリームスSCが優勝、最優秀選手に鈴木章央君(同チーム)、得点王に高野智春君(仲六キッズFC)が決まった。
 この日は晴天にも恵まれ、同校のサッカークラブ一、二年生がこの日のために二日前から整備したグラウンドで、選手たちは元気よくプレーしていた。開会式では横田校長が「技術を磨き、サッカー部員との親睦を図ってほしい」と激励。そのほか、準優勝は東調布第一FC、三位が仲六キッズFCとなり、優秀選手に山本真士君(池雪FC)ら六人が選ばれた。


日本音楽高

バレエ、演奏会など多彩な校内発表会

 日本音楽高等学校(志賀平治校長、東京都品川区)は昨年十一月十六日、同校三浦記念ホールに生徒の保護者らを集め「平成十四年度校内発表会」(写真)を開催した。プログラムは、バレエ発表、合唱、選抜演奏から成る第一部と「サウンド・オブ・ミュージック」から重要な場面を抜粋したミュージカルの第二部の二部構成。
 開会に当たって志賀校長は「発表会に向け、皆さんは集中的に練習をしてきました。一人ひとり悔いのないよう最善を尽くしてください。作品に対して熱意をぶつけて発表してくれることと思います」とあいさつした。
 第一部ではバレエコースの二年、三年の生徒が「ジゼルより〜ペザントのヴァリエーション」や「ドン・キホーテより第二ヴァリエーション」を、また、一年生全員で「エチュード」などを発表。第二部の「サウンド・オブ・ミュージック」では、音楽コースの生徒の合同合唱やバレエコースの生徒による踊り、普通科の生徒のコーラス・ダンスなど約一時間、美声と華麗な踊りが披露された。

宝仙学園


成徳学園高


日体荏原高


日本音楽高

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