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記事2003年1月23日 1878号 (10面) 
コンピュータとインターネットの基礎知識を認定
「IC3」を日本で開始
  二〇〇二年十一月、日本でIC3(アイシースリー)がスタートした。IC3は、コンピュータやインターネットの基礎知識とスキルを測る世界共通の認定試験で米国、イギリスでは二〇〇二年上半期から試験が開始されている。
 同試験は、コンピュータとインターネットについて広範囲な知識とスキルを取得させる教育プログラムの基礎試験として、またコンピュータ・リテラシーを証明する認定証としても機能するように、情報テクノロジー教育に関する最新の知識および最適な手法を基に十九カ国の専門家によって開発されている。技術動向にあわせ年一回出題内容を見直している。
 特定のメーカーやアプリケーションに特化しない幅広いコンピュータとインターネットに関するスキルを評価するための信頼できる普遍的な基準として、米国CompTIA(六十カ国以上の団体が参加するIT関連資格試験・認定などを行うIT業界団体)や、NSSB(米国の労働者が経済のグローバル化の中で効果的に競争できるよう、その技術の向上を図ることを目的とした団体)に公認されており、米国では、IC3を取得した学生に単位を認める大学もある。
 試験内容は、シミュレーションソフトを利用した知識選択問題と実技問題が混在する試験方式で、受験直後に合否を確認できる。全科目合格後、認定証が発行される。科目(各科目四十五分)は次の三科目。
 (1)コンピューティング ファンダメンタルズ=ハードウエア、ソフトウエア、OSに関する基礎知識と操作(2)キー アプリケーションズ=Windowsアプリケーション、ワープロソフト、表計算ソフトの基礎知識と操作(3)リビング オンライン=ネットワーク、電子メール、インターネットの基礎知識と操作、コンピュータとインターネットが社会に与える影響。
 受験料は一科目につき五千円、三科目を一括で受験する場合は一万三千五百円。三月九日にIC3の一斉試験を全国主要都市で開催する予定(申込期間は二月四日から十四日まで)。詳しくはIC3公式サイトへ(http://ic3.odyssey-com.co.jp)。
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