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記事2002年9月13日 1859号 (1面) 
いじめなど大幅に減少
高校中退率は2.6%で変わらず
文科省調べ
 文部科学省はこのほど平成十三年度中に発生した小・中・高校における「暴力行為」や「いじめ」、「中途退学」の現況等を速報として発表した。
 それによると、十三年度中に公立小・中・高校の児童生徒が起こした暴力行為は学校内が三万三千百二十九件、学校外が五千百一件で、それぞれ前年度比四・二%、一一・七%減少、また公立小・中・高校・特殊教育諸学校で発生のいじめは二万五千七十六件と、前年度比一八・九%減少していること等が分かった。暴力行為等の減少は就学人口の減少をある程度反映したものだが、二ケタの減少率はこれを超えるもの。ただし不登校児童生徒(国公私立小・中学の児童生徒)は前年度比三・三%増え、十三万八千六百九十六人にも上っており、さらに高校中退者数(公私立高校)は前年度比三・九%減少したものの、中途退学率は二・六%で前年度と同率。中退率が最も高かったのは大阪府で三・二%。私立高校全体の中退率は二・九%。私立高校生で退学理由が経済的理由とされた生徒は二千二十五人を数えた。
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