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記事2002年9月13日 1859号 (7面)
都私学振興会創立20年記念『私学振興会20年のあゆみ』
福井県私学連合会記念誌『福井県の私学五十年』
財団法人東京都私立学校教育振興会(加納弘理事長)は昭和五十六年六月一日に創立され、昨年創立二十年を迎えた。それを記念し、『私学振興会20年のあゆみ』が同会から今年、発行された。 この二十年間、同会は私立学校に対する融資・助成事業をはじめ、教職員のための研修・研究事業、地域社会などとの交流などを通して、さまざまな分野で私立学校の発展のために貢献し、実績を上げてきた。 本書は「振興会のあゆみ」(第一章)、「振興会設立への道」(第二章)、「発展する振興会事業」(第三章)、「東京私学祭」(第四章)、「これからの振興会」(第五章)、「資料集」(第六章)という構成になっている。 平成十五年四月一日、同会と社団法人東京都私学退職金社団は統合により、総合的な私学振興機関として新しくスタートする。新法人は加入学校数約千六百校を擁する団体となり、予算の規模も百四十億円から三百三十億円になる。新法人は私学団体と密接な連携を取りながら、事業を運営することになるが、新法人にかかる期待は一層大きい。
一方、福井県私立学校連合会設立五十年を記念して『福井県の私学五十年』がこのほど刊行された。 同連合会は私学の伝統と特色を発揮し、同県の教育に貢献しようと、昭和二十七年に設立された。「それは戦後日本の変動を背景とした変動の五十年でありましたが、連合会を中心に各私学がチーム・ワークを大切にして、今日の私学を築き上げた充実の五十年」(禿了滉・同連合会長)の歴史だった。 学校基本調査速報(文部科学省、平成十四年五月現在)によると同県の私学は高校が七校、中学が四校、小学校が一校、幼稚園が三十二園、専修学校が二十四校、各種学校が二十七校となるまでに発展した。 禿会長は、同誌第三章「私立学校連合会設立五十年記念座談会」で、「前向きな取り組み、そして取り組みによって生まれる自信、そしてそれによって生まれる輝き、それが個性を育てる教育につながる」と述べている。 |
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