日本私立小学校連合会（平野吉三会長＝啓明学園理事長）は八月十九日から三日間、大阪市天王寺区の都ホテル大阪を主会場として「第四十六回日私小連全国教員夏季研修会」を開き、「２１世紀における私学教育の実践」を全体テーマに、全十三部会が独自のテーマを設定して研修する。続いて二十一、二十二の両日には、同ホテルで全国教頭研修会を開く。
　全国夏季研修会は私立小学校の教員約八百人が参加し、初日は午後二時から部会別研修に入り、六時から開会式および懇親会が行われる。二日目以降も部会別研修を実施、三日目正午をめどに部会ごとに閉会する。
　研修は講演や討議が主体で、一部の部会は帝塚山小学校（堀俊一校長、奈良市）、追手門学院小学校（川人公一校長、大阪市中央区）が会場となる。フィールドワークとして歴史博物館（社会科）、能舞台（音楽）、伝統工芸村（図工）、人権博物館（学級経営）、テレビスタジオ（視聴覚）、中学高校図書館（学校図書館）、食品工場（家庭科）、覚せい剤乱用防止キャラバンカー（保健体育）などの見学や講習も多彩に行われる。