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記事2002年8月13日 1856号 (2面) 
全国私立衛生看護科高校協が総会
5年一貫教育で名称変更
佐藤会長再選
大学編入学の実現要望
 全国私立衛生看護科高等学校協会は、このほど、東京・市ヶ谷の私学会館で総会を開き、平成十四年度の事業計画等を決めるとともに、任期満了に伴う役員改選で佐藤仁作会長(仁愛高校長・福島県)、額賀良一副会長(大成女子高校理事長・校長・茨城県)、小玉幸永副会長(愛国高校長・東京都)の再選を決めた。  また看護教育の制度改正で高校衛生看護科は、今年四月から、これまで通り准看護師養成を続ける学校や専攻科二年を加え五年一貫で看護師養成を行う学校に衣替えするなど大きく変わり、これまでの名称では収まりきれなくなったため、協会名を「全国私立看護高等学校協会」に改めることを決めた。  平成十四年度の事業計画はおおむね前年度を踏襲したものだが、五年一貫課程修了者の大学への編入学実現に向け大学等への働きかけを強めていくことなどを決めた。  現在の制度では、高校専攻科修了者(二年制)の大学への編入学は認められていないが、同じ二年課程の専修学校の専門課程修了者には大学編入学の道が開けていることや、ごく例外的に高校専攻科修了者を編入学で受け入れている大学もあることから、今後は個別に大学への要請などを行っていくと同時に法令面の研究も進めていく。  このほか、准看護師学校卒業者に五年一貫課程四年次への編入学を実現することや、看護師等の国家試験での合格率向上策も研究していく。  今年四月からの制度改正では、准看護師養成の必履修単位が大幅に増えたことから、准看護師養成をあきらめる高校が続出、特に公立学校でその数が約三十校(私立は七校)にも上るなど顕著だったことから公私の学校比は、一対一から一対二に変化、私立高校はこれまで以上に重責を担うことになった。五年一貫教育校はこれまでのところ生徒募集は順調で高い人気を集めている。
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