日本私立学校振興・共済事業団（鳥居泰彦理事長＝慶應義塾学事顧問）は六月十四日、同事業団で平成十四年度学術研究振興資金贈呈式を開催した。 　同事業団の学術研究振興基金は私学の独自性、弾力性、潜在力を発揮し、公共に奉仕するための学術研究の向上に資することを目的に昭和五十年に設立され、昭和五十一年度に資金の交付を開始以来、学術研究の発展の原動力となっている。 　私立大学等の学術研究の振興を目的とした同事業団の学術研究振興基金は、十四年四月末までに五十二億八千万円余りを保有、またこの基金の運用益によって十三年度末までに累計で千八百三十六件、五十五億九千百十万円の研究資金を交付してきた。 　十四年度学術研究振興資金の交付対象研究は、九十一大学に一億九千七百八十万円が交付された。