服部栄養専門学校（服部幸應校長、東京都渋谷区）は七月二十五日、同校で「第八回ハットリ・キッズ・クッキングコンテスト」を開き、三百二十人の応募者の中から書類選考で選ばれた十人の児童が、ジャガイモ料理などの腕前を競った。優勝には「うれしいじゃがいもハート」を作った橋本和典君（埼玉県長瀞町立長瀞第一小学校一年）、準優勝には「じゃがいものカラフル・ミルフィーユ」の渡辺千晶さん（青森市立大野小学校三年）と「サンシャインポテトとオムジャガスープ」の石榑大嗣君（愛知県鳳来町立鳳来西小学校六年）が選ばれた。 　選考はリンゴ皮むき、キャベツ千切り、魚三枚おろしの規定競技と、ジャガイモをメーンにした創作メニューの調理で行われ、審査には服部校長のほか小倉久米雄・社団法人日本全職業調理師協会長、石鍋裕、神戸勝彦シェフらが当たった。 　服部校長は「食は“人に良い”と書くが、今や家庭のメニューの六五％が加工品であり、手作りの心掛けが大切になっている。私は“食育”を訴え続けてきたが、近い将来、学校で食育が行われるようになればいい」と話していた。