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記事2002年7月23日 号 (1面)
中央教育審議会(鳥居泰彦会長=慶應義塾学事顧問)は、七月十八日、東京都内のホテルで開いた総会で、子供の体力向上のための総合的方策を提言した審議の「中間報告」をまとめ、文部科学省の池坊保子・大臣政務官に提出した。報告では、昭和六十年頃から体力・運動能力の低下傾向が続き、肥満傾向の割合・将来の生活習慣病の危険性が増加、精神面での悪影響も加え、社会的に無視できない問題と指摘。そのため「体力・運動能力調査」の平均値を上昇傾向に転じさせ、当面これまでの最高値を超えること、健康に生活する体力では、生活習慣病にかかっている者の割合の低下を目標としている。具体策では、(1)外遊びとスポーツのすすめ体を動かそう全国キャンペーンの展開(2)動機付けとなる「外遊び・スポーツスタンプカード」の奨励(3)「スポーツふれあい広場」などによる機会、場、仲間の確保(4)運動部活動の充実など学校での創意工夫を生かした体力づくりと地域社会との連携(5)“健康三原則”の徹底等を提言している。 |
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