こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2002年7月23日号二ュース >> VIEW

記事2002年7月23日 号 (2面) 
振興予算の拡充を決議した総会
全国私学父母の会
組織の連携を強化
10月に30周年記念式典も
 全国私学父母の会(池田隆会長)は、七月十二日、福岡市のグランド・ハイアット福岡で総会を開き、平成十四年度事業計画等を決めたほか、任期途中で退任した役員の補充人事等を決定した。
 総会の冒頭、あいさつに立った池田会長は、平成十五年度の国の財政が前年度に比べて一段と厳しい状況にあることを挙げ私学振興のため、中央と地方組織との一層の連携強化の必要性を強調。都道府県組織、支部組織の段階でも各都道府県の私立中高協会と連携し私学振興、私学助成充実のための努力を要請した。
 一方、私立中学高校を代表してあいさつした堀越克明・日本私立中学高等学校連合会長は、平成十四年度の国の私学振興予算獲得での父母会の支援に感謝するとともに、国の十五年度私学助成予算に関しては、私立高等学校等経常費助成費補助金の一千億円台獲得と私立学校生に対する授業料軽減補助、奨学金の獲得を大きな柱に要求していく方針を明らかにし、一層の協力を要請した。
 この日決まった平成十四年度事業計画は、前年度を踏襲したもので、(1)私立学校振興助成法に基づく国庫補助金等の施策の拡充と地方交付税対策、(2)教育費に関する公私格差是正を図るため、私学教育費減税等を含めて父母負担軽減についての研究と対策を推進する、などが柱。また今年は会創立三十周年を迎えることから、十月八日、東京・千代田区の赤坂プリンスホテルで記念式典・祝賀会を開催するほか、翌九日には各都道府県団体の会長らを集めて研修会を実施する事業も予定している。
 今年の総会には開催地・福岡県の副知事、県議会議長らが出席、議案審議のほか、功労者表彰、私学教育の充実発展への協力支援を誓った総会決議の採択、池田会長による私学助成のこれまでの経緯と最近の動向等に関する報告等が行われた。


記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞