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記事2002年6月23日 号 (7面) 
大学新任職員研修コース
「職員として働く」をテーマに集中討議
東短協実施


 東京都私立短期大学協会(佐藤弘毅会長=目白大学短期大学部理事長・学長)は五月二十九日から三日間、神奈川県相模原市の国民生活センターで「平成十四年度大学新任職員研修コース」を開催した。この研修会は新任および在職年数の浅い大学職員を対象に、大学職員としての認識を深め、より効果的に職務を遂行することができるようになることを目的として毎年度開かれている。今回は東京都、神奈川県、千葉県の私立短大から約三十人の職員が参加した。

 初日は開会に当たって、職員研修委員会の森脇道子委員長(産能短期大学長)が「積極的なディスカッションを通じて実りの多い有意義な研修に」とあいさつ。続いて「大学職員として働く」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。パネラーは鹿沼行央・産能短期大学事務部教務課職員、和泉博・東京農業大学短期大学部学務課長補佐、中村真理子・文京学院短期大学学務二課職員の三氏で、いずれも中堅の大学職員。いま大学職員としてどういう心構えで働いているかについて、鹿沼氏はいかに情報を的確につかみ、仕事を効率的に進められるかに心を砕いていると話し、和泉氏は仕事を他の職員にたらい回ししないこと、中村氏は臨機応変さをそれぞれ心掛けているとした。新任職員に期待することとして、鹿沼氏は「人間関係、コミュニケーションを大切に」、和泉氏は「前年よりも今年はと、よくしていけるような仕事を」とアドバイス。中村氏は「大学職員も専門職化している。自覚を持って、与えられた環境の中でベストを尽くして」と励ました。最後に司会の瀧澤憲一・産能短期大学事務部長が「課を越えた人の協力を得て、問題解決のできるたくましい大学職員になってほしい」と結んだ。
 二つのグループに分かれての研修では、私立大学の組織と職員の役割から始まり、ロールプレイも交えて学生との望ましい応対の在り方などを学んだ。
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