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記事2002年5月23日 号 (7面) 
総会及び勤続表彰 静岡私学協
新たな選抜方式導入 岡本会長再選、結束を確認
 静岡県私学協会(岡本肇会長=静岡県西遠女子学園中学高校長)は五月十五日、浜松市のアクトシティ浜松コングレスセンターで平成十四年度総会を開催し、第一部では私学永年勤続表彰などを行い、第二部では十四年度事業計画を決めた。なお、役員選任も行われ十四、十五年度も岡本会長の続投が承認された。
 岡本会長はあいさつの中で、学校週五日制について触れ「一年間を通しての授業日数がどれだけ取ることができるかなどの問題もある」と指摘した上で、「私学は結束しお互いが努力する必要がある。この総会は結束を確認する意味もある」と述べた。
 石川嘉延・静岡県知事の祝辞を代読した望月圭二・静岡県総務部長は「本県の私学は各校が建学の精神の下に特色のある教育を実践し、県民の期待と社会の要請に応えている。本県としても私学振興に努める」と私学支援の姿勢を明らかにした。
 同協会の十四年度事業は前年度に引き続き、私学振興予算対策を中心に加盟校相互の連携・協力を図っていく。十四年度における経常費補助の生徒一人当たりの単価は、高校が前年度比三・二%増、中学校が同三・五%増と順調に伸び、同協会の、県知事や県議会などへの積極的な陳情が実を結んだ。静岡県私学振興推進大会を十月二十四日、静岡市の静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)で開催する。また私立高校の特色を生かすために、十五年度から、合格者を募集定員の七〇%以内とし選抜方式は各校独自の方法とする一次選抜(単願志願者)と、二次選抜方式で行うことなどを盛り込んだ、新たな入学選抜制度を導入する。


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