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記事2002年4月23日 号 (9面) 
平成14年度地方私学の振興予算 本紙調べ(5)
教育改革など特別補助を大幅増額
高校の授業料軽減 秋田
小・中学の少数教育推進補助福島 群馬
【秋田県】

 秋田県の平成十四年度私学振興予算が総額で四十一億九千八百八万円となった。前年度比で二・〇%減。
 経常費補助の生徒の一人当たりの単価は、高校が三十二万二千四百七十円、中学校が二十六万五千五百円となり、それぞれ二・八%増、一・一%増。
 幼稚園児一人当たりの経常費補助単価は、学校法人立が十五万九千百七十円、その他の法人立が五万三千三百五十円となり、いずれも前年度と同額となった。
 経常費補助のうち、私立高等学校授業料軽減補助として二千八百五十四万二千円、預かり保育推進事業費補助として五千六百四十万円、過疎地域私立高等学校特別補助として千四百九十九万五千円が計上された。前年度と比べてそれぞれ三〇・五%増、三〇・九%増、七〇・六%増と大幅に伸びた。
 そのほか、高校生海外修学旅行等支援事業に四百七十万円、高校生自主企画支援事業に二百五十万円が補助された。

【福島県】

 福島県の平成十四年度の私学振興予算は総額で九十二億七千八百九十三万四千円となり、前年度と比べて二・七%減と決まった。
 経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校(全日制)が三十万九千四百四十四円(前年度比〇・四%増)、高校(通信制)が五万七千五百円(同四・一%増)、中学校が二十七万五百十円(同四・一%増)、小学校が二十六万八千六百五十円(同四・一%増)となった。
 幼稚園児の経常費補助の一人当たりの単価は、学校法人立が十五万六千五百四十九円(同二・九%増)、満三歳児就園が十五万六千五百四十九円(同二・九%増)。
 新規事業として私立小中学校少人数教育推進事業補助に八百万円(四校分)が計上された。
 専修学校関係では、経常費補助の学生一人当たり単価は、大学入学資格付与校が四万二千円、専門課程が二万千五百円でいずれも前年度と同額。

【群馬県】

 群馬県の平成十四年度の私学振興予算の総額が九十四億五千五十四万五千円と決まった。前年度と比べて一・三%減。
 経常費補助の高校の生徒一人当たりの単価は、三十二万五千六十円となり、前年度と比べて〇・七%増。中等教育学校は二十六万八千八百八十円、中学校は二十六万八千八百八十円となり、前年度と比べて、それぞれ二・〇%減、三・六%増となった。
 幼稚園児の一人当たり経常費補助単価は、学校法人立が十七万五千二百七十円、非学校法人立が七万二千三百八十円で、前年度と比べてそれぞれ〇・八%増、四・九%増。
 教育改革推進特別経費として、総額一億三千七百四十四万円(前年度比三九・九%増)が計上されているが、そのうち特に増額が目立ったのが、外国人教員の採用に九百六十万円、社会人・補助教員等活用に四百八十万円、高校生の保育体験の推進に四百四十四万円、預かり保育推進に五千七百六十万円が補助された。
 また、経常費補助の専修学校の学生一人当たりの単価は、大学入学資格付与校が七万六千二百円、専門士称号付与校が二万八千四百十円だった。
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