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記事2002年4月13日 号 (2面)
5月に創立25周年法人化10周年記念式典開く
大学の情報化推進事業計画に
私立大学情報教育協会(戸高敏之会長=同志社大学工学部教授)は三月二十八日、東京・市ヶ谷の私学会館で第二十九回通常総会を開き、情報教育と情報環境に関する研究調査、情報教育に関するデータベース等の開発作成および大学間の情報ネットワークの整備、の二つを柱とする平成十四年度の事業計画と収支予算を決めた。 主な事業は、「サイバー・キャンパス・コンソーシアム事業実験計画」と「大学等電子著作物権利処理事業の研究と試行」の二つ。 サイバー・キャンパス・コンソーシアム事業は、加盟私立大学間で、高速大容量の強固な情報通信ネットワークを構築し、教員間の教材・資料を相互利用すること等により、従来以上に優れた教育環境を整えようというもので、今年度は、実験を通じて、コンソーシアムの体制、運営、事業内容について調整し、来年度の本格的運用に備える。国からの補助「サイバーキャンパス整備費」が活用される。 大学等電子著作物権利処理事業の研究と試行は、電子著作物(デジタル化された著作物)の利用や提供に伴う許諾、料金徴収、仲介等さまざまな知的所有権の処理作業を、各大学に代わって私情協が行う。教育研究に広域的で迅速な提供に寄与するのが目的。 来年度からの本格的な実施を前に、学内の著作権者の権利者データベースの構築および処理システム開発等体制を試行する。 スケジュールは、五月の臨時総会までに事業の具体化に伴う規約等を決め、十月に実験参加大学の公募(加盟大学のみ)を行い、十一月から実験を開始する。 また、今年は創立二十五周年法人化十周年を迎え、五月三十一日の臨時総会後、東京・千代田区のホテルニューオータニで記念式典を行う。 |
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