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記事2002年3月3日 号 (7面) 
専修学校の方向性など
会長に多湖氏、副会長に中込氏
専修学校構想懇談会
 二十一世紀を見据えた東京の私立専修学校教育のあるべき姿を検討する専修学校構想懇談会の第一回会議が一月二十九日、都庁で開催された。この懇談会は(1)専修学校発展のための方向性(2)専修学校設置基準上の課題(3)経営の健全性や透明性の確保この三点を主な課題として検討していく。
 このうち、(2)については、専修学校の設置基準を一条校レベルに置くか、規制緩和の流れの中で設置者責任の遂行に重きを置くかなど、現行基準の見直しの検討を、(3)については、学生に不安を与えないために社会に対する説明責任や財務情報の自主的な公開などについて検討していく。
 この懇談会を設置するに当たっては、その準備のために東京都専修学校各種学校協会、東京都生活文化局私学部、東京都産業労働局、および東京都私立学校教育振興会が中心となって専修学校構想懇談会準備委員会(事務局=同協会)が六回にわたって、専修学校の現状分析、専修学校の抱える課題、東京都の職業能力および生涯学習に関する施策などについて調査・検討を行ってきた。
 同懇談会はこの準備委員会での報告の答申を受けて開催されたもの。会長には多湖輝・千葉大学名誉教授(心の東京革命推進協議会長)、副会長には中込三郎・東京都専修学校各種学校協会長(東洋美術学校理事長校長)と、高橋信行・東京都生活文化局長が就任。委員は学識経験者十人、行政関係者四人、専修学校関係者二人の十六人からなる。
 第一回目は各出席委員が自由に意見交換、専修学校に対してや同懇談会運営について活発な討議が行われた。同懇談会は、作業部会など適宜行い、十五年三月末に最終答申を目指す。


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