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記事2002年2月3日 号 (7面) 
福島県で私学振興大会
“経常費の1/2達成を”
補助金の拡充など大会決議
 第二十八回福島県私学振興大会「建学の精神を基に県民子女の学ぶ各私学の振興をはかろう」が昨年十一月二十八日、福島県・福島市の福島県文化センターで開催された。
 主催は福島県私立中学高等学校父母の会(古谷野才治代表)、福島県全私立幼稚園PTA連合会(佐藤一好理事長)、福島県専修学校各種学校保護者会連絡協議会(平賀幸男会長)、福島県私学団体総連合会(山zア勲会長=山zア学園理事長)の四団体。
 主催者の父母側を代表して、古谷野代表はあいさつの中で「教育費の公私間格差は補助金によって是正されるべきだ。私立高校に対する運営費補助について経常経費の二分の一を達成するように全力を挙げてまい進する」と述べた。
 山zア会長は「私学助成が年々充実している。これも私学は建学の精神の下に(教育を)発展させてきたことによる。企業人として、教育者として、またスポーツ選手として、多くの有為な人材を社会に送り出してきた」と私学教育の貢献をアピールした。
 また佐藤栄佐久・福島県知事(代読)は私学教育が県民の信頼の下に大きな役割を担っていることを高く評価した上で、「今後も私学振興に努めていく」とあいさつした。
 続いて、植田英一・福島県議会議長は「議会は県政の最重要施策とし、私学の振興・発展に全力で取り組む」とあいさつした。
 大会では(1)私立小・中・高等学校に対する運営費補助金の充実(2)学校法人立等幼稚園に対する補助金の充実ならびに第二子以下に対して保育料等の減免を行う幼稚園への補助金の拡充(3)学校法人立専修学校運営費補助金の充実並びに学校法人立以外の専修学校に対する助成の充実および各種学校の振興を決議した。
 記念講演として、小泉武夫・東京農業大学教授が「食の堕落と日本人」と題して講演、また大会に先立ってアトラクションとして福島高校空手道部が演武を披露、会場を盛り上げた。 


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