昨年の九月から十二月にかけて平成十三年度の補正後の地方私学振興予算が決まった県を報告する。

〔岩手県〕
　岩手県の平成十三年度補正後の私学振興予算の総額は六十億千六百八十一万五千円となった。前年度の補正後の予算と比べると四・四％増。
　補正後の経常費補助の生徒等一人当たり単価は、高校が三十一万七千九十一円、中学校が二十五万九千五百四十円、小学校が二十五万七千九百八十円。十三年度当初予算と比べると、それぞれ二・九％増、二・五％増、二・五％増と伸びた。幼稚園児の経常費補助単価は三・○％増の十五万二千四百四十五円。

〔福島県〕　
　福島県の十三年度補正後の私学振興予算の総額は十三年度当初予算と比べると、一・一％減の九十四億二千六百二十万円。
　補正後の経常費補助の生徒等一人当たり単価は、高校と小学校が当初予算と同額の三十万八千二百九十三円、二十五万七千九百八十円。中学が二十五万九千五百四十円、幼稚園は十五万千九百五十円で微減。

〔新潟県〕
　新潟県の十三年度補正後の私学振興予算が決まった。総額で八十五億二千五百五十万八千円、前年度比で〇・五％減だった。補正後の経常費補助の生徒一人当たり単価は、高校が三十四万三千六百七十五円（当初予算比一・五％増）、中学校が二十五万九千五百四十円（同〇・五％増）、幼稚園が十三万七千九百五十円（同微増）となった。

〔福井県〕
　福井県の十三年補正後の私学振興予算総額は三十二億七千八百二十三万五千円となり、前年度と比べて〇・三％増。
　補正後の経常費補助の生徒等一人当たりの単価は十三年度当初予算と変わっておらず、高校は三十二万二千七百五十四円、中学校は四十四万二百三十八円、小学校は二十二万千八百九十七円、幼稚園は十三万五千百三十一円。

〔三重県〕
　三重県の十三年度補正後の私学振興予算は、総額で七十一億二千九百三十五万九千円となった。十三年度当初予算比で〇・三％減となった。
　補正後の経常費補助単価は十三年度当初予算と同額で、高校は三十一万三百二十円、中学校は二十四万九千三百八十円、小学校は二十四万八千二百八十円。

〔滋賀県〕
　滋賀県の十三年度補正後の私学振興予算が決まった。総額で三十億三千九百二十五万六千円となり、十三年度当初予算と比べて、二・〇％増だった。
　補正後の経常費補助の生徒一人当たりの単価は、高校が三十一万五千円となり、十三年度当初予算と比べて二・三％増と伸びた。中学校が二十四万九千円、小学校が二十四万千円となり、それぞれ三・八％増、三・四％増となった。いずれも順調に伸びている。幼稚園児の経常費補助単価は十五万円で、二・七％増。

順調な伸びを確保

〔京都府〕
　京都府の十三年度補正予算のうち、幼稚園・保育所等緊急安全確保対策事業費が新規として六千五百万円が認められたが、このうち私学分として三千三百万円が計上された。
　これは幼稚園、保育所等で行う防犯機器整備等の安全確保対策に補助する。
　補正後の経常費補助単価は十三年度当初予算と同額で、高校が三十万四百七十八円、中学校が二十四万三千五百七十五円、小学校が二十四万二千四百三十五円、幼稚園が十五万七千八十八円。

〔愛媛県〕
　愛媛県の十三年度補正後の私学振興予算、経常費補助単価は順調に伸びた。
　補正後の経常費補助単価は、高校が三十万千八百八十円となり、前年度比で二・九％増の伸びを示し、三十万円台に到達した。中学校が二十六万四千四百円、幼稚園が十四万四千八百二十円となり、それぞれ四・〇％増、五・九％増となった。

〔沖縄県〕
　沖縄県の十三年度補正後の私学振興予算が決まった。補正後の経常費補助の生徒等一人当たり単価は、高校が二十六万六千六百五十円（前年度比五・一％増）、中学校が二十五万九千五百四十円（同八・二％増）、小学校が二十五万七千九百人十円（同三・四％増）。幼稚園児の経常費補助単価は十三万七千九百五十円（同四・四％増）となった。いずれも順調な伸び率となった。

〔佐賀県〕
　佐賀県の平成十三年度補正後の私学振興予算の経常費補助単価は当初予算と同額だった。高校が二十八万二千四百四十六万円、中学校が二十五万九千五百四十円、幼稚園が十四万六千九十五円。